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キラキラに埋もれて死にたい

かけもちって何だろう②北斗くんの話とマイルールと現実

オタクをするうえで個人的にポリシーがある。

 

・高額転売をしない

・チケットのために友達を裏切らない

・グッズを買う、公式にお金を落とす

・規定外うちわを持たない

・非公式ペンライトを持たない

 

など至極当然のことばかりだ。

 

そして、かけもちをする上でのマイルールがある。

 

・優先順位を決める

・都合の良い存在にしない

 

たったそれだけだ。

 

「都合の良い存在」というのは過去に私は

SexyZoneに対してがそうだったように思う。

NEWSやSixTONESのように本腰を入れるわけではなく

FCに入会しCDやグッズは普通に購入する。

コンサートにも地元公演に当たれば行く。

風磨くんが大好きで仕方ない!というよりは

単純に彼らのコンサートが楽しくて好きだ。

オタクというより「ファン」だったのだと思う。

失礼を承知で本音を述べるなら、楽しくてかっこよくてかわいくて

私は彼らに「本気」ではない。癒しであり息抜きなのだ。

今でも彼らのファンではある。誘われれば喜んで行く。

だが、けじめとして名義は捨てた。

代わりに情報局の名義を増やした。

 

ただ、今はこっちの気分じゃないからあっちに沸く

といったような都合の良い逃げ場をつくるためのかけもちはしたくない。

 

 

NEWSを降りることは絶対にできない。

そう強く確信した私はNEWSとSixTONESのかけもちをすると決めた。

そう決めたからには、どちらかを前述のように

都合の良い存在にはしたくないのだ。(ごめんなさい)

かといって、個人的にどちらにも全力!多ステしまくり!というのも違う。

 一人だけを応援している方やタレントにとっても失礼だとさえ思う。

実際は私一人がどうなろうがその辺の埃くらい影響のないことなのだが。

 

 

①でNEWSへの思いはある程度言葉にしたが、

NEWSは私にとってライフライン

増田くんは私にとって宇宙一のスーパーアイドルで、神である。

遠くでキラキラしている、いつまでも手の届かない雲の上の存在。

多ステしようと思えばできるし行こうと思えばPON!だって行けた。

でも私は多ステはしないし、PON!にも一度も行かなかった。

仲の良い友人は知ってくれているだろうが、

私は自担のためなら簡単に仕事を休むような人間だ。

なので、それらは決して仕事が理由ではない。

宇宙一のスーパーアイドルを、神を、

自ら「会いに行ける手軽な存在」にしたくなかった。

会いに行けるアイドルが嫌だとか、下に見ているわけではない。

 

私は私の中での「増田貴久像」を自らの手で壊すようなことはしない。

増田くんは健康でステージの上で好きな仕事をして

好きな衣装を着てNEWSとしてアイドルを楽しく続けられるなら

彼にとって幸せと思える環境があって、

彼が見せたい姿を見られるならそれだけでいい。

 

2016年1月、軽い潔癖症で体力の無い怖がりな彼が

アマゾンにサバイバルに行くといった企画のTVが放送された。

そんな辛いもの見るつもりはなかった。

だが、増田くんから長文のメールが届いた。

増田くんの思いを受け取って、泣きながら観て最後はブチ切れたのを覚えている。

 

これはメールがあったので特例として観たが、

変ラボのキャラが無いといじ(め)られるような回や胸キュン系の回、

NEWSICAL、一曲NEW魂、ROTなどは観ていないし観るつもりもない。

私は増田くんの容姿がこれからどう変化しようが、

万が一、倫理に反するような事件を起こそうが変わらず一番に愛し続けると断言できる。

それでも「裏の姿」というか、うまく表現できないが

観たくないものは観たくないし好きだからといってすべてを知りたいわけではないのだ。

 

 

 

私はJr.担の世界を知るまでずっと、増田くんと同じ空間にいられるだけで幸せで

年に一度のツアーでたった1公演入ることができれば満足なオタクだった。

Jr.担になって、公演の多さや距離感に驚いた。

自担と会話ができる。なんだこれ。

私は味をしめた。ズブズブと沼にはまっていった。

多ステや全通する楽しさと快感を知った。

それと同時に、オタクになって初めて同担に嫌悪感を覚えた。

今までは増田くんは正直人気が無かったし、

増田くんの良さは増田くんのことが好きな人としか分かり合えないから

同担とばかり繋がっていたし、それが本当に楽しかった。

*1

 

それなのにSixTONESの現場に行くと、近くに同担がいないかが気になるようになった。

もちろん、同担がいたからって喧嘩するわけではない。勝手に落ち込むだけだ。

一部の価値観の合う同担の友人は本当に大好きだし、

私にとっては絶対に必要不可欠な存在であることは間違いない。

それでも、同担が嫌いになってしまった。少しショックだった。

 

 

また、行く現場数が増えるほどに前列に入る回数も必然的に増えた。

絶対に積まないと決めているので、席はすべて運だ。

それでも交換や重複など、定価でうまくやる方法なんていくらでもある。

私はどんどん嫌なオタクになっていった。

 

北斗くんに「会いに行ける手軽なアイドル」になってほしいわけではない。

手が届かないアイドルだということは十二分に理解しているし、リアコでもない。

デビューして、一刻もはやく遠く広い世界へ行ってほしい。

 

でも、そうじゃない。

Jr.は映像に残らないことがほとんどだ。

最近では局動画やYouTubeがあるが、フルではない。

それに、私は北斗担だ。

北斗くんのことが好きな人ならわかってくれると思うが、

彼はカメラにまともに抜かれない。TVでもライブ映像でも。

わずかな、たった一言のソロパートでさえ抜かれないことが多い。

彼を見逃さないためには、生で自分の目で観るしかないのだ。

 

北斗担の私が言うのもなんだが、彼は人気がある。

グループ内ではトップ人気だしキンプリやラブがいない今、

東西Jr.全体でもトップ5には余裕で入ると思っている。

実際に各種アンケートでもその結果は数字に表れている。

でも、そんなこと意味ないのだ。

事務所にとってお気に入りではない顔の薄い彼は、推されない。

おそらく彼自身も理解していて、

グループとして「京本・ジェシーをWセンターにしよう」と決めた日から

ますます彼は、2人を光にするための影になることに徹しはじめた。

正直、報われない彼を見ているのは辛くて

グループを見ているのも辛い時期もあった。

今はそんなことはないと言えば嘘になるが、今回はその話には触れないでおく。

ただ、SixTONESのオタクを辞めようと思ったこともあった。

 

私は躍起になって現場のたびに北斗くんの個人写真を買えるだけ買った。

インストのYouTubeだって悔しくて泣いた。

コメントはせず、1回きり二度と再生しない小さな反抗をした。

許せなかったが、文句ばかり言っても彼のイメージを下げる足枷にしかならない。

信頼できる一部の友人に話したり、誰にも見られない場所で文字に起こし吐き出した。

そんなことをしたって何にもならないのだけど。

 

こんな話をしても、

「また新規の北斗担が騒いでるよ」と思われるだけなのだろうけど、

私は自分の目で見るしかないのなら、

可能な限り北斗くんの元へ足を運びたい。

「今」はだれにとっても今しかないのだが、

私は「北斗くんの今」を見逃したくない。

だから多ステするし、できるなら近くの席に入りたい。

ただ近くで見たい気持ちもあるが、

近くないと北斗くんは見えないのだ。

メンバーが被ったりスポットライトが当たらなかったり、

スクリーンにもまともに映らないことが多いので近くに行かないと見えない。

双眼鏡を使えば?といった問についても同じだ。

オタクの頭とペンライト、メンバーで自担が見えない悔しさはもう味わいたくない。

 

 

 

デビュー組だって、特にNEWSなんていつ何が起こるかわからない。

でもそれ以上にSixTONESの「今」は重くて脆い。重すぎる。

 

北斗くんにとってもSixTONESにとっても

私たちオタクができるのなんて数字に貢献することと声を届けることだけだ。

それなら何度でも現場に行くしグッズを購入する。

だってCDやDVD・BDが無いのだから。

今できる全力を今注がないでどうするんだ。

 

 

前述の理由以外にも彼らの現場は単純に楽しいし、

一緒に同じ価値観やペースで応援できる友人がいるのも大きい。

 

 

 

 

 

私が現場にがっついて追いかけたいのはSixTONESだ。

それでもやっぱり、どうしたってNEWSが大好きで大切だ。

NEWSのことは①でも記載したように、一生好きなのだと思う。

SixTONESだって今は、ずっと好きでいると思っているが

熱しにくく冷めやすく何事も続かない私のことだ。

SixTONESが一生好き!なんて胸を張っては言えない。

 

 

すごく私にとって都合の良い、これまで語った色々を棚に上げた発言をする。

今の私は結局、SixTONESもNEWSも本気で大好きなのだ。

SixTONESは辞めようと思ってその気になれば辞められるかもしれない。

それでも辞めるつもりはないし、好きでいつづける。

本当にずるい。わかってる。矛盾が気持ち悪い。

 

 

「増田くんは特別だから」

 

こういった言葉は逃げでしかないともわかっている。

どちらかしか選んではいけないというなら迷わず増田くんを選ぶ。

なのに私が必死になって現場に行ったり

必要以上にグッズを購入して応援するのは北斗くんだ。

もちろん増田くんにだって最低限のお金は落としている。

 

意地なのかもしれない。

でも、好きな気持ちも応援したい気持ちも

気持ち悪いくらいにどちらも本物で大きい。

 

 

かけもちって何なんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:今も増田くんは同担拒否はありません